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大手企業から中小の部品メーカーまで、多くの企業が人件費の安いアジアなどに生産拠点を構えています。
また、マーケットの観点から見てみても、2000年代以降著しい経済発展を遂げているBRICs、そのほか新興国の成長マーケットなど、今後の更なる発展が期待できる市場が海外にはあります。
こういった状況下、日系企業の海外売上比率も年々上昇。それに合わせて、グローバルの舞台で活躍できる人材が必要となってきているのですが、社内での戦力調達が難しく、即戦力を外部から採用する企業も多くなっています。
海外営業から生産拠点の管理まで幅広いポジションで募集あり
海外に拠点を構えるとなると、多くの人材需要が発生します。例えば、海外営業、マーケティング、経理・財務といった管理部門、その他、生産拠点のマネージメント要員(生産管理・品質管理、工場管理、工場長など)などのポジションで人材が必要となってきます。
このように転職マーケットがオープンになっている現在、海外で働きたいと考えている方にも、チャンスが広がっています。専門分野での実務経験と英語力があれば、国内だけでなく海外で働くという選択肢も視野に入ってきますね。
海外求人では中国をはじめとしたアジアが中心
海外求人では、中国をはじめとしたアジアが中心となってきます。
昨今、「チャイナリスク」と報道されることも多い中国マーケットですが、依然として採用ニーズは多い状況です。企業としては、隣国にある巨大成長マーケットを見過ごす訳にはいきません。
また、インドをはじめ、インドネシア、べトナム、フィリピンあたりも、人口が多く、中間層が成長してきているので、マーケットとしても欠かせなくなってきています。
あと、生産拠点という点でも、人件費の安いアジアが中心です。中国はもちろん、タイなどの東南アジアに生産拠点を持つ企業も多くあります。こういった状況から、特にアジアで人材需要が多くなっています。
アメリカやヨーロッパについては、求人数で見てみるとアジアに押され気味ですが、グローバルな視点から見ると、重要であることには変わりありません。よって、一定数の人材需要は常時発生してます。
製造業の海外求人例について
最後に製造業の海外求人にはどのようなものがあるか挙げてみたいと思います。たとえば、以下のような求人募集があります。
【ポジション】営業マネージャー
【仕事内容】タイ現地法人での営業責任者業務
・既存顧客へのルート営業、新規顧客の獲得
・タイ現地法人のヒューマンマネジメント、P/L B/S運営
・営業戦略の立案、売上管理、フォーキャスト作成
・日本法人開発部隊との連携、顧客ニーズのフィードバック
【ポジション】生産技術職
【仕事内容】
・各工場の生産性向上(特に自動化)に向けた生産設備機械の設計、改良
・新商品導入時の新規設備導入
・不具合・不良品発生時の対応
・研究開発、設計、および工場の製造部門のパイプ役として業務の効率化・人員配置
・海外工場ローカルスタッフへの技術的指導、管理、育成
【ポジション】経理担当(管理職候補)
【仕事内容】本社の研修を経て、香港現地法人で以下の業務を担当いただきます
・3~4名の現地スタッフのマネジメント
・月次・年次連結決算、開示書類作成、税務等の主計業務
・本社へのレポーティング 等
海外拠点では、少数精鋭のところが多く、中途採用では、基本、即戦力が求められます。ただ、業績好調による増員などの場合では、ポテンシャルを考慮した採用を実施しているところもあります。
なお、このあたりの詳しい情報については、海外求人に強い転職エージェントに直接問い合わせてみるといいでしょう。