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上海から鉄道で約30分の距離に蘇州があります。最近では上海だけでなく、ここ蘇州でも日系企業の進出が増えています。
蘇州には、「蘇州工業園区」といった特別開発区や、蘇州高新区(蘇州国家ハイテク産業開発区)などがあり、「日系資本の集積地」となっています。
2021年3月、蘇州高新区に進出する日本企業は600社に達する。蘇州は、人件費が上海の2/3程度で、インフラ整備も整っていることから、今後においても、多くの日系企業の進出が見込まれます。
こういった背景から、上海だけでなく、そのお隣の都市である「蘇州」においても駐在員の需要があります。それでは、以下で詳しく見ていきたいと思います。
蘇州に進出している日系企業について
蘇州に進出している日系企業で多いのがメーカーになります。
蘇州に進出している日系企業の例としては、パナソニック、キャノン、三井住友銀行、エプソン、富士フイルム、日本ガイシ(NGK)、日立半導体、日立ディスプレイ、日東電工、YKK、アドバンテスト、ミツトヨ、TDK、住友ベークライト、クボタなどが挙げられます。
世界都市別進出日系企業(拠点)数で見てみると、蘇州は13位にランクイン。(出所:外務省「海外在留邦人統計(平成29年版)」)
日本にいる方からすれば、蘇州はそれほど有名ではないかと思いますが、実際は、多くの日系企業が進出していて、経済的に結びつきが強い都市でもあります。
蘇州勤務の求人を探す
蘇州に進出している多くがメーカー系ということもあり、メーカー関連の需要が多いです。職種としては、海外営業、生産管理・品質管理、生産技術マネージャー、製造管理職あたりになります。
蘇州の求人案件を探す場合、やはり独力ではなかなか情報が出てこないです。海外駐在の案件は、ほとんどが転職エージェント経由で求人募集が行われているからです。そして、こういった重要なポジションの案件は非公開求人となっていて、一般にはオープンになっていません。
よって、蘇州の駐在案件を探すとなると、転職エージェントへの登録が必須となっていきます。
蘇州駐在の求人案件を扱っている転職エージェント
ただ、転職エージェントと言っても色々あります。その中でも海外勤務・海外駐在を目指すのであれば、グローバル案件に強い転職エージェントを選ぶ必要があります。
ここでは、海外勤務を目指す方におすすめの転職エージェントを以下に紹介したいと思います。まずはこの2つの転職エージェントを押さえておくといいでしょう。
リクルートエージェント
海外駐在、海外勤務を目指す方がまず抑えておきたい転職エージェントは「リクルートエージェント」になります。「リクルートエージェント」は、名前の通り「リクルート」が運営する国内最大手の転職エージェントです。
リクルートエージェントなら、海外展開しているグローバル企業ともコネクションがあるので、海外駐在の求人についても多数保有しています。
転職成功実績No.1。海外に精通した専任のキャリアアドバイザーもいるので一度相談してみるといいでしょう。
パソナキャリア
上記で紹介した「リクルートエージェント」よりは、海外駐在の求人数は減りますが、パソナキャリアでも中国などの海外駐在案件を保有しています。海外関連の求人としては、海外営業、エンジニア職、生産管理・品質管理などといったポジションの案件があります。
求人例
例えば海外駐在のポジションで以下のような求人があります。
【募集ポジション】
製造担当
【仕事内容】
海外に10⽣産拠点を構え、今後も海外展開を強化していく当社において、中国(蘇州)⼯場の製造担当として、顧客折衝や生産調整など、製造における様々な業務をお任せいたします。
- 生産ライン(人/機械/品質)の管理・指導
- 取引先対応
- SMT実装部門あるいは組立・加工部門の製造全般管理
- 工場全体の生産性向上/業務効率化への取り組み/品質向上に向けた改善活動への取り組み
- ローカル社員の育成/マネジメント
【必須条件】
電気電子部品業界での製造(組立・加工)経験
【語学力】
英語力:初級以上
海外工場は通訳や日本語可能スタッフがいる為、英語に抵抗感が無ければ語学力は問いません。
【想定年収】
480万円-850万円
なお、上記は転職エージェント経由の求人となっています。最新の求人については、転職エージェントに直接尋ねてみてください。
さいごに
中国にあまり馴染みがない方には、蘇州はあまり知られていないかもしれませんが、上海からほど近いところにある蘇州には、多くの日系企業が進出しています。
蘇州にある「蘇州工業園区」や「蘇州高新区(蘇州国家ハイテク産業開発区)」は日系資本の集積地となっていたりします。そんな蘇州で次のキャリアを作っていくのもありかもしれませんね。