記事内に商品プロモーションを含む場合があります
海外移住する人も多く人気の国、シンガポール。そんなシンガポールで働いてみたい、生活してみたいという方もいるのではないでしょうか?
そんな方に向けて、ここではシンガポール現地採用の求人についてや、転職エージェント情報などを紹介したいと思います。
なお、シンガポールの駐在情報についてはこちらの記事をチェックしてください。
求人募集について
シンガポールには多くの日系企業があり、その業種も製造業、商社、金融、IT、物流、サービス業など多岐に及んでいます。これらの日系企業の多くが現地採用として日本人の募集をしており、様々な職種の求人があります。
傾向としては、専門的な能力、知識のある技術者(電子/電気/プラスチック成型・金型、IT等)、メーカーや専門商社での営業、営業事務の求人が多くなっています。
東南アジア地域を管轄する企業が多いシンガポールにおいては、国内だけに留まらず、アジア地域全体に関わる仕事が経験できます。また、管轄地域内の関連会社・顧客とのやりとりが生じるため、英語力が堪能であることに加え、各地域のビジネス慣習を踏まえた対応が求められます。
オペレーションの現地化が進む中、ローカルの求職者や既に現地で就労経験のある日本人求職者中で勝ち抜くためにも、これまで以上に応募するポジションに関連する実務経験・知識が必要とされています。
求人例
次に具体的な求人を見てみましょう。以下はシンガポールの進出している日系企業の求人例になります。
上記は、「コンピューターネットワークにおける管理サポート業務」の求人で、仕事内容としては、トヨタグループ等の事業向けITネットワークの設計・構築・顧客対応になります。
IT経験者で、英語力がそれなりにある方であればチャンスがあるかと思います。予定年収は、525万円~950万円となっており、待遇面でもまずまずいいのではないでしょうか。当地で企業保険加入、ビザサポートもあります。
なお、上記は「doda」で紹介されている求人になります。最新の情報は「doda」に直接聞いてみてください。
実務経験について
メーカー、専門商社、ロジスティクス営業、営業事務、カスタマーサービスなどの経験があると有利。ITなど技術関連の職種や、メーカーの技術者においても実務経験を問われる。アシスタント職の場合、基本的なPC操作(Word、Excel、PowerPoint)は必須。
求められる語学力は?
いかに実践の場で使える英語力を身に付けることができるかがポイントになります。目安としては、TOEICスコアで最低700点程度です。
現地採用の給与について
職種 | 平均給与 |
---|---|
営業 | S$ 3,800~ |
事務系 | S$ 3,500~ |
カスタマーサービス | S$ 3,200~ |
技術者 | S$ 3,800~ |
管理職 | S$ 5,000~ |
ボーナスについて
年1~2回支給。(業種や企業/個人の業績により異なる)
手当について
基本的に交通費、住宅手当、健康保険などの各種手当は、企業により異なるため、企業毎に確認が必要。
現地採用の求人を探す
現地採用の求人については、転職エージェントに紹介してもらうのが一般的となっています。
あと、転職サイトの「リクナビNEXT」にも、数は限られてきますが海外の求人があったりするので、あわせてチェックしてみるといいでしょう。
【参考】 リクナビNEXT
現地採用の求人を扱う転職エージェント
doda(デューダ)
大手転職エージェントである「doda(デューダ)」でもシンガポールの駐在求人、現地採用求人を扱っています。日本にいながらシンガポールの求人を探したいという方は、まずは「doda(デューダ)」をチェックしてみてください。
JAC Recruitment Singapore
日本でもおなじみの転職エージェント「JAC Recruitment」のシンガポール現地法人。シンガポールで30年近く事業を行っているシンガポールで最も歴史のある日系エージェントの1社で、求人数も多い。シンガポール現地で求人を探すという方は、連絡しているといいでしょう。
Address: 1 Raffles Place Tower 1 #10-00 Singapore 048616
Web: https://www.jac-recruitment.sg/ja
RGF HR Agent
RGF HR Agentは、日本の大型総合人材サービス/情報提供会社であるリクルートホールディングスの海外事業会社です。RGF HR Agentでは、求人の紹介から履歴書・職務経歴書の書き方、面接対策まで、シンガポールでの転職活動をサポートしてくれます。
Address: 71 Robinson Road #05-04 Singapore 068895
Web: https://www.rgf-hragent.asia/singapore/
Pasona Singapore
日本でも転職サービスを展開する「パソナ」のシンガポール現地法人。シンガポールに設立以来、30年以上の実績をもつ人材会社です。
Address: 1 FINLAYSON GREEN #09-02 SINGAPORE 049246
Web: https://www.pasona.com.sg/indexJpn.php
最近の採用動向について
日系企業では現地化のために駐在員ポストの後任として、現地採用の日本人やローカル社員の昇格もしくは中途採用による補充を行う企業が多かった。またミドル層の日本人の海外就職も一般化しつつあります。
日系統括会社では国際会計・財務・税務の専門家や法務担当者といった専門家の採用が増加してきている。グローバル採用枠として、国を超え東南アジア域内にて活躍できるポジションも年々増加しています。報酬やベネフィットも駐在員と現地採用の中間の位置づけで設定されているケースもある。
求められる人物像について
ほとんどの求人で即戦力が求められているため、応募するポジションに関連する実務経験・知識が必要とされているため 最低2~3年の関連経験があることが望ましいと言えます。
シンガポールでの就職活動で成功するタイプとは?
中国語、マレー語、英語などが常にオフィスを飛び交うシンガポールでは、お互いを尊重し合ってうまくやっていける方が向いていると思います。また、海外であるからこそ、日本独特の商習慣を知っていて、日本人としてのきちんとした対応ができる方を求めている企業が多いです。
就労ビザについて
シンガポールでのビザで、仕事に関するものは主に3種類です。
Employment pass(通称EP)、S Pass、DP(配偶者パス)の3つで、DPは就労ビザを持っている外国人の扶養家族に与えられ、EP所持者の配偶者飲みが就労できるものです。ですので、独身でシンガポールに渡る場合は、基本的にEPもしくはS Passを取得すると考えてください。
EPの発給要件は、基本月給が3,600S$以上で、原則としてシンガポール政府が認可した大学を卒業した人に与えられます。今までは3,300S$が最低限でしたが、最低額が引き上げられたことにより、今まで4,000S$で雇用されていた肩はそれ以上ないと取得できなくなっています。
S Passは中級レベルの労働者に与えられるもので、基本月給は2,200S$以上が原則です。このビザを取るためには、関連した実務経験が必要ですので、新卒者は難しく、20代後半から30代前半の方の転職の際に多く使われるビザです。
また、2017年の改定により、卒業大学だけでなく、就労年数やシンガポールでの就労経験など複数の条件を組み合わせて、取得可能かどうか判断されることになりました。
シンガポール人材省のサイトでは、自分でビザ取得要件を満たしているかのセルフチェックができますので、参考までに使用してみてください。
(http://www.mom.gov.sg/eservices/services/employment-s-pass-self-assessment-tool)