インターネットの発達により、今では会員制サイトへの登録とエントリーが必須の時代になりました。転職もまた、インターネットでたくさんの求人を探すことができます。
また、海外での勤務を希望している方は、リクナビNEXTという転職者向けのサービスで、海外求人を探すこともできます。
リクルートが運営しているこのサービスには、未経験でも海外で働くことができる求人がありますので、まずはどのような仕事があるのか見てみることにしましょう。
リクナビNEXTで海外求人を探す
多い職種はどのようなものか
リクナビNEXTは、もちろん会員制サイトですので、まずはプロフィール情報を入力します。とても簡単な登録で1分もあればできます。
まず、職種や地域で検索をかけることができますので、地域を選びます。海外という地域選択があり、さらにアジアやヨーロッパなどが分かれていますが、とりあえず全てを見るために「海外」にチェックを入れて検索してみます。
すると40件以上(2016年10月17日現在)の海外求人が出てきますが、多い職種は「営業」や「店長候補」です。日本のメーカーや、広告代理店の多く東アジアや東南アジアに進出しています。営業はコミュニケーション能力が必須ですが、特に資格を要しない職種でもあるので、求人数は多いです。
また、店長候補は飲食店などに多くあります。日本食のレストランは、今や海外で大人気です。食に興味が有る方、いつか独立してお店を持ちたい方にはおすすめです。
どのような国で働けるのか
基本的に、現地採用枠であろうと駐在員枠であろうと、今募集が多いのは日本よりも生活にかかるお金が少なくて済む国です。物価が安い国が多いのは、現地の安い労働力で、日本の製品を作ったりできるからです。
そのような理由から、近年ではタイの求人が増えています。フィリピンやベトナムなども多く見られますが、日本人在住者が増えているタイでは、小学校の先生などの仕事もあります。タイ語ができればなお良いですが、基本的に英語や日本語で仕事ができるのも魅力です。文字はとても難しいですが、日本人にとってタイ語は習得しやすいというのも、人気のひとつのようです。
また、ヨーロッパ方面では、やはり生活費の安いルーマニアなどがあります。日本への雑貨の輸出、ルーマニアへの日本文化の紹介などの仕事があります。リクナビNEXTでは、このように日本文化がようやく根付いてきた地域での仕事が見つかります。
リクナビNEXTで応募するに際して
スカイプ面接が多い
リクナビNEXTで求人を出しているということは、必ずしも募集しているその国に、今現在住んでいる人だけが求人に応募できるのではなく、広く募っているということですから、もちろん日本からも応募可能です。
その際に、1次面接ではおおよその企業がスカイプ面接を導入してきます。テレビ電話の機能を持ったスカイプなら、時差がほぼないアジアの国では、面接に便利です。パソコンとマイクさえあれば良いので、スカイプのアカウントを持っていない方は、応募前に登録しておくことをおすすめします。
最終面接の場所を希望する
最終面接は、2回ほどスカイプ面接を受けた後に、以下の方法で選ばれます。
- 最終面接もスカイプ(社長同席)
- タイミングを合わせて、出張などで日本に来ている上司と面接
- 渡航先の国で面接
基本的に、応募者がすでに当該国に住んでいる場合は、渡航先での面接を行いますが、そうでない場合は、日本支社で行うか、スカイプ面接で行うことが多いです。
わざわざ高い飛行機代を出して、面接に行く人は少ないでしょう。しかし、逆に働きたい国が決まっている人は、ビザが有効な期間だけ、その国で就職活動をするという方法もあります。
現地に赴いている方には、未経験でもやる気が認められますので、内定を得られやすいと言えます。
さいごに
まだ海外で働いたことがない方や、異業種への挑戦をためらっている方は、まずは相談をするつもりでも良いので、企業にメッセージを送ってみることです。
日本人をあえて探しているということは、日本語のネイティブであること、また日本文化を身につけていることが重要視されるからです。
例えば5分前集合など、日本では常識とされていることが、海外の人にとっては常識でないこともありますので、取引先の社長など役人クラスの方と接するために、最低限の日本式マナーを会得していなければならないのです。
海外求人は未経験可能の方が多いのは、将来の幹部候補生として、現地で語学力だけでなく、自分で文化の壁を超えたりする力をつけて欲しいという企業の思いがありますので、思い切って応募してみましょう。