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アジアの大都市「上海」。中国国内で最も進んでいる都市で、中産階級の人口も増加。世界の工場としてだけではなく、マーケットとしても年々重要度が増しています。
中国国内、とりわけ上海は、昔の日本同様の活気に満ち、経済成長の最中と行った感じです。そして、引き続き成長が見込まれる、この大きなマーケットをターゲットに、日系企業に限らず世界各国の企業が進出していまます。
そんなキラキラした上海でグローバルに働きたい。ビジネスチャンスが多いところでチャレンジしてみたいと考えている方もいるのではないでしょうか。そんな方に向けて、中国・上海駐在員の求人動向や求人の探し方、転職エージェント情報などを紹介したいと思います。
中国・上海勤務の求人について
以前は、製造業・メーカーがその大半を占めていましたが、国内市場の成熟に伴い、様々な日系企業が進出。現在は求人についても多様化しています。
求人としては、製造業・メーカーのほか、貿易商社、物流、サービス、IT、コンサルティング会社などから募集がかかっています。募集職種は主に以下のような感じです。
- 営業(製造業、販社、貿易、サービス業、ITなど)
- 専門職(財務・会計・人事・総務など)
- 技術職(エンジニア、プロジェクト管理など)
- 工場管理(生産管理・品質管理などを含む)
- 管理職(総経理・副総経理)
また、現地の日系企業、上海在住日本人をターゲットとした関連ビジネスがあり、このような場面でも日本人人材が求められます。ITではオフショア開発拠点などといった需要があり、システムエンジニア(SE)、プロジェクトマネージャ(PM)などの人材需要があります。
あと、ユニクロなどアパレル業界では、上海近郊など中国に生産拠点を持っているので、これら工場の管理職などの求人があったりもします。
中国・上海駐在員の求人を探すには
問題は中国・上海の求人をどうやって探すかですね。転職サイトで求人検索しても、中国・上海の駐在案件はなかなかなかったりします。
あと、コネクションがあれば簡単に解決するかもしれませんが、普通そんないいコネクションなど持ち合わせていません。
そんな際は、転職エージェントを活用してみるといいでしょう。転職エージェントなら、一般にはオープンになっていない非公開求人も多く持っているので、自力では見つけることができなかった中国・上海の求人も紹介してくれます。
また、求人の紹介以外にも、履歴書の添削や面接対策など、転職活動全般をサポートしてくれるので、心強い味方となってくれますよ。
中国・上海駐在の求人案件を扱っている転職サイト・エージェント
下記の大手転職エージェントであれば、海外関連、グローバル企業の求人も扱っており、あなたの条件に合った案件を色々と紹介してもらえますよ。
JAC Recruitment
グローバル、海外事業関連の転職に強いエージェントです。JAC Recruitment Groupはアジアで最大級のネットワークを持つ人材紹介会社のひとつで、中国など世界11カ国に拠点を持っています。
海外ネットワークを活かしたグローバルな転職サポートが特徴で、日本法人がある企業での海外勤務、海外駐在案件を扱っています。
英文レジュメの無料添削や英語面接対策、中国語力のレベルチェックなどのサービスもあります。中国(上海)駐在を考えている方は要チェックです。
リクルートエージェント
「リクルートエージェント」は、名前の通り「リクルート」が運営する国内最大手の転職エージェントです。
リクルートエージェントなら、海外展開しているグローバル企業ともコネクションがあるので、海外勤務・海外駐在の求人についても多数保有しています。
転職成功実績No.1。リクルートエージェントだけで扱っている案件もあったりするので、海外勤務・海外駐在で考えている方は、いろいろ求人を紹介してもらうといいでしょう。
BIZREACH(ビズリーチ)
管理職・グローバル人材向け国内最大級の会員制転職サイトで、人気の求人やおすすめの求人を会員だけに公開。職務経歴書を登録しておくと、採用企業・ヘッドハンター双方からスカウトを受けることができます。会員制ならではの普段あまり見かけない非公開求人やポジションも。
中国・上海駐在員になるメリット
駐在員は忙しそうで大変と考えている人もいるかもしれませんが、その一方で日本で経験できないことを色々経験でき、その分自分をより成長させることが可能です。以下で、中国駐在のメリットについて見ていきます。
年収が増える
中国に限らず、海外駐在員になると日本で働いている時よりも年収が増えるかと思います。海外に駐在員として派遣されると、「海外勤務手当」「ハードシップ手当」「単身赴任手当」「住宅手当」など各種手当がついてきます。
日本の給与とは別に現地の住居費なども会社持ち。さらに条件によっては運転手付きであてがわれ、接待費など経費も落とせたりと、日本にいるときより金銭的に余裕がある生活を送れる場合が多いです。
年収は日本での金額よりも1.5倍程度が相場とされている。加えて、海外で支払う税金は企業が負担する場合が多いため、手取りとしては1.8倍まで跳ね上がるケースも。
キャリアの幅が広がる
駐在員として派遣される人は社内でも優秀な人材であることがほとんどですが、そこにグローバルな視点が加わることによって、より優れた人材として評価してもらえるかと思います。特に、中国・上海は重要な海外拠点となっていたりするので、そこでの駐在経験はプラスになるかと思います。
また、文化や考え方が異なる中国人と共に仕事を行うことで、マネジメント能力の向上も期待できるでしょう。海外で経験を積むことでキャリアに箔がつき、帰国後の選択肢が大幅に広がることは海外駐在員ならではのメリットです。
精神的にタフ・強くなれる
海外駐在は、強い精神力、タフさが身につくと言われています。言葉はもちろん、文化や考え方が異なる人と働くことは、日本国内で働くときとはまた違ったストレスがかかってきます。
特に、面積の広い中国では、出身地によって文化や考えの違いがあり、同じ中国人でも一括りにまとめることはできません。そんな中でも駐在員は、マネージメントしていく必要があります。
日本のやり方に慣れている日本人からすると勝手が違うと戸惑うこともあるかもしれません。そんな際、違いを受け入れ、現地のスタイルにあった仕事のやり方が必要となってきます。
日本で当たり前のことが中国では当たり前でないことは日常茶飯事です。こんな環境でも楽しめるようになった時には、ある程度どこでもやっていける自信がつくのではないでしょうか。
中国・上海の生活について
海外駐在員の場合、会社が準備したアパートメントで生活することになります。会社によっては、日本にいる時よりかなりいい待遇でサービスアパートメントに住めます。
上海には多くの日本人が住んでいるため、日本人学校も虹橋校、浦東校、高等部が揃っています。それだけ家族帯同で来ているケースも結構あるということですね。
上海の虹橋・古北エリアには、多くの日本食レストラン、日本食材店などが並び、中国語があまり話せない人でも普通に生活できたりします。このエリアを歩いていたら日本人とよく出会しますし、日本にいる時とあまり変わらない感覚になるぐらいです。
上海には、虹橋・古北の日本人街だけでなくさらに西に行った龍柏には韓国人街があったり、上海中心部には租界と呼ばれる旧外国人居留地があったりと、いろんなエリアがあります。上海は、新しいもの好きでオープンな雰囲気、発展中の活気を味わうことができる都市です。
ぜひ、上海では日本人だけでいつも連んでいるのではなくて、外に出てみてください。そして中国人や他の国の人とも交流してみてください。そうすれば、より充実した中国・上海ライフが送れるかと思います。
さいごに
以前と比べると経済成長のスピードが落ちてきたといわえる中国ですが、それでも中国のGDP成長率は年率5-6%ぐらいで推移しています。一方、日本のGDP成長率は、大体1%台といったところ。
中国、なかでも随一の発展を遂げている大都市上海には、新しい高層ビル、商業施設の建設が急ピッチで進んでいます。実体経済を見ても、まだまだ伸びしろがあり、成長過程のなかにあります。
こういった背景から、中国・上海には、多くのビジネスチャンスが広がっています。海外駐在を目指す方にとっても、ここ上海には、他の国や都市以上にチャンスがあります。海外で働きたいと考えている方は、中国・上海を候補のひとつにするのもいいかもしれませんね。
なお、今回紹介した中国・上海駐在員を目指す方におすすめの転職サイト・エージェントはこちらになります。