東南アジアは今まさに発展途中であり、首都や第二の都市は先進国と変わらないくらい大きな商業施設や高級ブティックが軒を連ねる場所になっています。特にベトナムは、歴史的な背景もあり、アメリカ資本を最初に受け入れたホーチミン市はグローバルな都市として賑わっています。
首都のハノイも、近年では近隣にある工業地帯に日系企業が進出したこともあり、金融業も盛んです。人口比で見ると、20代の多いベトナムはとても活気があり、日本の若者も一旗揚げようとする方も多いようです。今なぜベトナム就職がアツいのかをご紹介します。
平均年齢28歳!若い人の多いベトナムは働く世代が多い
同世代の若者から刺激を受けられる!
ベトナムは、なんと国民の平均年齢が28歳という脅威の若さを誇る国です。なぜこんなに若い人が多いのかというと、やはり先のベトナム戦争が理由の一つでもありますが、若い人が子育てをしながら働ける環境があるのも理由として挙げられるでしょう。
多くの会社では、男女の数が半数もしくは、むしろ女性社員の方が多いという場合もあります。
大卒のベトナム人でも、平均月収は400万ドン(日本円にして25,000円ほど)です。人件費が高騰しており、反日運動もまだ途絶えない中国から撤退した企業も多くあり、そのような日系の会社に勤める大卒ベトナム人は、もっと良いお給料を貰っています。
日本語が話せるベトナム人ですと、新卒でも5万円ほど貰えますので、いかに自分の能力を磨くかに余念がない勤勉な若者が多く、刺激を受けられます。もしあなたがベトナムに行くことになったら、同年代の方が係長などを務めていることに驚くでしょう。
仕事においては、東南アジア独特のゆるい感じはあまりなく、しっかり働くので、日本人も安心して仕事を任せます。しかし、お昼時や、たまに誰かがお土産を持ってくると、一転して和みムードになる人懐っこい性格も、ベトナム人と働く魅力です。
女性も幹部職に就くことが多い
先にも述べましたが、働く若い女性が多いということは、それだけ役職につく女性も多いとうことです。会社によっては、半数が女性幹部というところも珍しくありません。それもまだ、30代半ばであったりしますので、日本では考えられないでしょう。
ベトナムの女性はとてもよく働きますので、台湾やフィリピンの女性と同じくかかあ天下なところがあります。よく働きますので、その分発言力も強く、会議ではビシバシとツッコミを入れてくることもあります。
そんな女性を見ていると、同性の方は憧れるでしょうし、男性社員も身が引き締まることと思います。
日本人の現地採用者でも、彼女らに触発されて仕事をどんどん自主的に行った結果、20代にして係長になる方もおられます。若い方が少し年上の方を上手くお手本にできるモデルが存在する社会は、理想とも言えるでしょう。
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勤勉だけどプライベートは分けて考える
オンとオフの切り替えが上手いベトナム人
東南アジアで働くというと、なんだか時間にルーズなのではないかというイメージもつきますが、ベトナムは比較的しっかりと真面目に働く人の多い国です。
ベトナム人は手先も器用で、コツコツとした作業も得意な方が多いので、工場労働者なども真面目に働いてくれるとあって、日本人の現地子会社社長さんなども大方満足しておられます。
朝が8時から始業という会社も多く、朝方なので、夕方の5時や6時には会社を出て、皆バイクで帰宅します。定時までに仕事を仕上げることを目標にしていますので、ダラダラと仕事を無駄に続けないところは効率的で見習うべき姿勢です。
どうしても今日中に終わらせなければいけない仕事があれば残業しますが、基本的に仕事は仕事、私生活は私生活と分けて考えているので、プライベートに仕事を持ち込みません。
その分、年に1度の社員旅行や歓迎会などは盛大に行い、社員同士の交流を深めます。平均年齢が20代後半なので、まだ多少の無理がききますので、社員旅行でクタクタになっても次の日に元気に出社するというエネルギッシュさは、見ていて気持ちよいですし、活気を貰えます。
自分の時間をしっかり持つことができる!
残業や早朝出勤はほぼないので、プライベートをじっくり過ごすこともできるのがベトナムの良いところです。ベトナムは中華文明の影響を受けていますので、家族の絆をとても大切にします。
特に小さい子供は祖父母が面倒を見てくれることが多いので、仕事中は仕事に専念できます。その分、週末は家族サービスをしに、街へショッピングに行ったり、日帰りでリゾートに行くこともできます。
現地採用の日本人でも、日本人同士で結婚したり、ベトナムの方と結婚しているケースが多いのは、会社の時間とプライベートの時間をしっかり分けてもてるからだと言えます。
日本人のお給料はだいたい4000万ドン(額面250,000円程度)ですので、豪遊しなければ貯金もできますし、生活には困りません。
そして、東南アジアではかなり治安が良い方なので、夜遅くまで出歩いていてもさほど心配はありません。金曜の夜は活気のある夜市などに繰り出すのもリフレッシュの一つです。
さいごに
日本人の方で、海外就職をしたいと思っている方の年代層は、だいたいベトナムで活躍している若い世代と同じくらいではないでしょうか。特に最近は90年代生まれの方が多く入社してきて、さらに会社は活気に溢れています。
親日家な方が多いので、日本人が新しく来るらしいとなれば、皆歓迎してくれるでしょう。若いうちに多くの経験を積みたい方にはベトナムをおすすめです。
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