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国民年齢の中央値が27〜28歳と若く、これからの経済発展が見込まれるベトナム。そんな機運のベトナムで、新しいビジネスチャンスを掴みたい、新しいチャレンジがしてみたいなどと考えている方もいるのではないでしょうか。
これから発展するであろうベトナムで、一緒に成長していくのも面白いかもしれませんね。そこでここでは、そんなベトナム駐在員(ホーチミン・ハノイ)の求人動向、転職エージェント情報などを見ていきたいと思います。
ベトナムに進出している日系企業の状況について
ベトナムは、人件費が中国や他の東南アジアの国より安いこともあり、主に製造業などで進出が進んでいます。ホーチミンとハノイの各郊外には、どちらにも工業団地があり、日本や韓国、中国などの企業の工場が建っています。
ベトナムに拠点をおいた日系企業数は約2000社で、キヤノン、パナソニック、ホンダ、トヨタ、富士通、日本電産、ブリヂストン、富士ゼロックス、マブチモーター、イオン、ファミリーマート、ルネサンスなどがあります。
ベトナムに進出する日系企業は年々増加しており、それに伴いベトナム駐在員の需要も増えていく方向にあります。
ベトナム駐在員の求人について
ホーチミン、ハノイには多くの日系企業があり、その多くが製造業になります。その他、商社、IT、物流、サービスなどの企業もあります。
製造業といっても幅広いですが、業務としては、海外営業、生産管理、品質管理、設計開発、購買・調達、工場管理業務といったポジションがあります。また、日本本社へのレポーティング、ローカルスタッフの育成なども仕事内容に入ってきます。
IT関連では、システムエンジニア、サービスエンジニア、セールスエンジニア、プロジェクトマネージャーといった求人があります。
ベトナム駐在の求人案件を探すには
ベトナム駐在員になるには、当然ながらベトナムに拠点をもつ企業に入社する必要があります。上記で挙げた、業種、職種等をチェックし、ベトナム駐在のチャンスがある会社にアプローチしていきましょう。
なお、ベトナム駐在員に限らず海外に駐在員を派遣している会社やそのボジションは倍率が高いと言われているので、語学力や専門性を高めておく必要がありますね。
今から情報収集を始めよう
まずは自分ができるところから始めて行きましょう。まずは、インタ−ネットを活用して、ベトナムに進出している会社を調べ、そこで条件にあう求人があればコンタクトしてみましょう。
あと、駐在員の求人は非公開になっていることが多いので、仕事を探すなら転職エージェントへの登録も必須です。非公開求人など自分では探すことができない案件を紹介してもらうことで選択肢を広げましょう。
転職エージェントなら、英文レジュメの無料添削や英語面接対策などのサービスもあったりするので、有効的に活用するといいでしょう。
ベトナム駐在の求人案件を扱っている転職エージェント
下記の大手転職エージェントであれば、海外関連、グローバル企業の求人も扱っており、あなたの条件に合った案件を色々と紹介してもらえますよ。
JAC Recruitment
グローバル、海外事業関連の転職に強いエージェントです。JAC Recruitmentは、ベトナムなど世界11カ国に拠点があり、グローバルな転職サポートが特徴。日本法人がある企業での海外勤務、海外駐在案件を扱っています。
ベトナムの駐在案件としては、生産管理、品質管理(QA・QC)、海外工場管理・工場長候補、海外プロジェクト施工管理、プロジェクトマネージャー、経理部長、海外現地法人社長候補などのポジションの求人があります。
英文レジュメの無料添削や英語面接対策などのサービスもあるので、ベトナム駐在を考えている方は、まずはここを抑えておくといいでしょう。
リクルートエージェント
リクルートが運営する国内最大手の転職エージェントです。リクルートエージェントなら、海外展開しているグローバル企業ともコネクションがあるので、海外駐在の求人についても多数保有しています。
転職成功実績No.1。リクルートエージェントだけで扱っている案件もあったりするので、ベトナム駐在など海外駐在で考えている方は、いろいろ求人を紹介してもらうといいでしょう。
パソナキャリア
上記で紹介した「リクルートエージェント」「JAC Recruitment」よりは、海外駐在の求人数は減りますが、パソナキャリアでもベトナムなどの海外駐在案件を保有しています。海外関連の求人としては、海外営業、エンジニア職、生産管理・品質管理、工場長などといった案件があります。
べトナム駐在案件の求人例
以下がべトナム駐在ポジションの求人例になります。
【募集ポジション】ベトナム工場の各部門責任者 ①製造部 ②生産管理部 ③品質保証部 ④営業部
【仕事内容】
■各部門長
・部門の統括管理(製造・生産管理・品質保証)
・現地人スタッフへの指導
■営業
新規顧客開拓のための技術提案営業
・顧客:電池メーカー、自動車メーカー、ベアリングメーカー、モータメーカーなど
・商材:ワイヤーハーネス、ケーブル類
・折衝先:顧客の購買部門、設計部門
【募集ポジション】メーカーの海外営業
【仕事内容】
ベトナム現地法人にて当社製品の代理店やゼネコン、設計事務所、デベロッパーなどへの営業販促活動をお任せします。
実力次第で、入社早々に営業所の立ち上げや所長の抜擢の可能性もあり、キャリアアップしていただき、現地スタッフの統括や営業戦略の立案などもお任せしたいと考えています。
現在の主な顧客は日本企業ですが、今後ローカル企業への営業展開を予定しており、開拓の一翼を担っていただきたいと考えています。
【募集ポジション】ベトナム現地法人責任者
【仕事内容】
ベトナム現地法人におけるマネジメントに従事していただきます。
■拠点マネジメント業務
■事業計画策定と戦略提案などにおいて、日本の本社社長を現地からサポート
なお、上記は転職エージェント経由の求人となっています。最新の求人については、転職エージェントに直接尋ねてみてください。
ベトナム駐在のメリット
ベトナムに駐在することのメリットは数多くあります。その中でも代表的なものを以下に紹介します。
日本で働いていた時より年収が増える
ベトナムに限らず、海外駐在員になると日本で働くよりも年収が増えることがほとんど。海外に駐在員として派遣されると、「海外勤務手当」「ハードシップ手当」「単身赴任手当」「住宅手当」など各種手当がついてきます。
日本の給与とは別に現地の住居費なども会社持ち。さらに条件によっては運転手付きであてがわれ、接待費など経費も落とせたりと、日本にいるときより金銭的に余裕がある生活を送れる場合が多いです。
年収は日本での金額よりも1.5倍程度が相場とされている。加えて、海外で支払う税金は企業が負担する場合が多いため、手取りとしては1.8倍まで跳ね上がるケースも。
これだけの待遇があって、物価の安いベトナムに過ごすので、お金には余裕ができるでしょう。今のうちにお金を貯めておいて、将来の投資資金などに活かせるようにしましょう。
経済成長が目覚ましい環境で働ける
ベトナムの中間階級の成長による国内マーケットの成長、中国からの工場移転など、さまざまな要因で、ベトナムは経済発展の道を進んでいます。そんな環境で刺激を受けながら働けるのもベトナム駐在のメリットです。
日本ではすでに成長の余力はあまりなく、限られたマーケットのシェアの取り合いとなっています。そんな仕事では消耗するばかり。やはり国が成長している、未来が明るい方向にあるところで働く方が、何かとチャンスがあるのではないでしょうか。成長著しい国でエネルギーを感じながら働くことは、きっと貴重な体験でしょう。
ベトナムの食文化や旅行を楽しめる
人生は仕事だけではありません。ベトナムに駐在となった際は、ベトナムの食文化や旅行も楽しむことができますね。
ベトナムには、日本人に人気の米麺「フォー」、ベトナムのサンドイッチ「バインミー」や生春巻き「ゴイ・クン」など、ベトナムならではのメニューが料理がたくさんあります。物価が安いので、お手頃価格でお腹いっぱいベトナムグルメを楽しめるでしょう。
また旅行という点で見てみると、ベトナムにはハロン湾や古都ホイアンなど、世界遺産がたくさんあります。ベトナム駐在となった際は、ホーチミンやハノイだけでなく、いろんなところに出かけてみてください。
さいごに
国民年齢の中央値が27〜28歳と若く、未来が明るいベトナム。ネクストチャイナとも言われるここベトナムで、一緒に明るい未来を作る仕事をする。そんなのもいいですね。
海外駐在となると、少数精鋭で構成されていて、日本にいる時よりも大きな仕事を任せられたりします。そんな環境で働いたり、生活していたら、きっと日本にいる時より成長した新しい自分と出会えるかと思います。頑張ってください!