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世界中を飛び回って仕事をする「海外出張」って憧れますよね。自分もそんな仕事をしてみたい。
でも、海外出張する仕事・企業ってどうやったら転職できるんだろう。海外出張の多い業界や企業、職種や求人の探し方まで知りたいな。
そんなふうに考えている方が今このページにアクセスされているかと思います。ここではそんな疑問を以下でお答えしたいと思います。
海外出張が多い仕事・業界について
海外出張が多い業界・企業としては、海外に多くの拠点を持っている以下のグローバル企業が挙げられます。
総合商社
三菱商事、住友商事、三井物産、丸紅、伊藤忠商事、豊田通商、双日など
専門商社
伊藤忠丸紅鉄鋼、メタルワン、長瀬産業、JFE商事など
自動車メーカー
トヨタ自動車、日産、いすゞ自動車、マツダ、スズキ、三菱自動車工業、日野自動車、ダイハツ工業、SUBARUなど
自動車部品メーカー
デンソー、ブリヂストン、アイシン精機、矢崎総業、豊田紡織、豊田合成、豊田自動紡機、横浜ゴムなど
電機メーカー
ソニー、キャノン、日立製作所、パナソニック、富士通、三菱電機、リコー、NEC、シャープなど
電子部品メーカー
ミネベア、村田製作所、京セラ、日本電産、TDK、ロームなど
化学メーカー
住友化学、東レ、富士フィルム、三菱ケミカル、三井化学、旭化成、日立化成、信越化学など
機械
コマツ、ダイキン工業、クボタ、IHI、三菱重工業、川崎重工業、日立建機、ヤンマーなど
建設
日揮、鹿島、清水建設、大林組、竹中工務店、大成建設、安藤ハザマ、フジタ、五洋建設など
海運・運輸
日本通運、商船三井、川崎汽船、日本郵船、郵船ロジスティクス、近鉄エクスプレス、阪急阪神エクスプレスなど
この中でも、世界中でビジネスなどを展開している「商社」や、海外に生産拠点を構え、世界規模で自社製品を販売している「メーカー」には、多くの海外出張の機会があります。
あと、世界で何か作るとなると、プラント・建設関係の仕事もありますね。海外でプラントや工場を作る場合、プロジェクトに合わせて海外出張することも多いです。
最近では、IT関係の海外出張も多くなっています。現地のプロジェクトが終わるまで、海外出張ベースで仕事をすることもあります。
海外出張が多い職種としては、多いのが「海外営業」、そして「エンジニア(技術者)」の需要も多くなっています。エンジニアは、建築関係、工場関係、そしてIT関係と幅広い分野で日本の技術者の需要があります。
中小企業にも海外出張が多い企業はある
また、大手でなくても、中小企業でも海外出張はあります。
中小企業でも海外とやりとり、貿易している企業は日本に多くあります。このように海外に顧客を持つような会社では、海外営業というポジションの仕事があり、顧客の新規開拓などで海外出張もあったりします。
例えば、自動車部品、機械装置などといった日本が得意とする製造業から、最近では海外からの旅行者をターゲットとしたインバウンド関連まで、探せば幅広い業種であります。
そのほか、海外出張が多い仕事としては、海外バイヤーあたりが挙げられます。海外バイヤーは、海外の取引メーカー開拓や海外メーカーとの交渉(商品仕様・納期・コスト)などの仕事で海外に出向くことも多くなります。こういった仕事も中小企業であります。
できれば大手のグローバル企業で仕事ができればいいのかもしれませんが、自分にはハードルが高すぎるという方はこういった優良の中小企業を狙うのもアリかもしれませんね。
海外出張が多い仕事・企業への転職方法
海外出張が多い仕事・企業を目指すのであれば、まずはグローバル展開している上記で紹介したような業界、企業にアプローチする必要がありますね。
ただ、このような企業の海外案件を、自力で探すのは結構大変だったりします。
なぜなら、このような求人の大半が、転職エージェント経由で募集されている求人になるからです。そして、これら求人は非公開求人となっており、転職エージェントに登録した方のみに紹介するようになっています。
よって、海外出張が多い仕事・企業への転職を目指すのであれば、転職エージェントの利用が必須となってきます。
グローバル企業など海外関連に強い転職エージェントは?
では、どこの転職エージェントであれば、海外出張の仕事が見つかりやすいのか。
一番おすすめは「JAC Recruitment」です。JAC Recruitmentは、世界10カ国(イギリス・シンガポール・中国・インド・タイ・マレーシア・インドネシア・ベトナム・香港・韓国)に拠点があり、グローバルな転職サポートが特徴。グローバル企業の求人が豊富なので、質の高い海外出張求人が多いです。
あと、海外展開しているグローバル企業ともコネクションがある「リクルートエージェント」も抑えておきたい転職エージェントになります。
リクルートが運営する大手転職エージェントだけあって、こちらも海外関連の求人が多くあり、良い求人が見つかりやすいです。
上記の転職エージェントを利用すれば、一般にはオープンになっていない非公開求人も紹介してくれたりします。無料で利用できるので、まずは登録から始めてみてください。
海外出張の仕事に必要な4つの能力・スキルについて
語学力
海外で仕事をするためには、まず語学力が必要となってきます。
特に英語は公用語として使用している国が多く、ビジネスの際には最も使用する言語といえます。英語が母国語ではない国の人でも、世界相手にビジネスをしていれば、英語を話せるのが基本。職種によってはビジネスレベルの高い英語力を求められることもあるでしょう。
最近では、中国への進出も多くなってきていますので、中国語ができれば、中華圏への出張のチャンスも広がります。今後はますます中国との経済的つながりが強くなっていくかと思います。中国語ができるようになるとかなり貴重な存在になれるかと思います。
会社へのアピールとして、試験を受けるのもいいかと思います。英語であれば、TOEIC730点以上、中国語であれば、HSK(汉语水平考试)で6級以上を目安に頑張ってみてください。
実務遂行能力
言語はあくまで伝えるための手段であり、大事なのは実務になります。
海外での仕事上のミッションを遂行するために、海外出張することなるかと思います。日本の時のように、スタッフの誰かがやればいいのではなく、出張に行ったあなたがその責務を遂行する必要があります。
日本とは環境が違う海外においても、現地スタッフと協力して、会社の目指すものを創っていく必要があります。
コミュニケーション能力
仕事は、チームプレイが大事。それは海外でも同じです。あなたがいくら優秀でも、現地スタッフの協力がなければいいものは作れません。
そこで必要となってくるのが、コニュニケーション能力です。外国に行くと、働き方、考え方、アプローチの仕方などが日本とは異なります。それでも一方的に日本のやり方を強要しても、それではなかなか海外では受け入れられないでしょう。
現地スタッフと双方的なコミュニケーションを取ることで、より良いもの生み出されるかと思います。異なる考え方、価値観などを受け入れ、多様性を尊重したグローバル人材が必要とされています。
適応能力
言語だけでなく文化や習慣、物事に対する考え方が異なる海外。日本で当たり前のことが海外では当たり前でないこともよくあります。
そんな環境下で、あなたはその国で一定期間、仕事することになります。日本にいる時と違うのでうまく行かないでは困りますよね。
海外では日本とは違う考え方や環境に戸惑いつつも、受け入れて適応する能力が大切です。
海外出張のチャンスがあれば是非行ってみてください
筆者も、海外出張のチャンスがあり、実際に海外出張に行ったことがあります。
場所はヨーロッパ。期間は約1ヶ月。ちなみにIT関係の仕事です。その時、初めての出張が海外出張。
現地には2人で出張しました。たった2人でミッションを遂行する必要があったので、海外出張に行く前は心配でもありました。
ただ、仕事となると2人で協力して仕事を進め、無事に仕事を終えることができました。2人いればなんとかなるものですね。
仕事以外の時間でも、せっかくなので現地のパブに行ったり、街に出向いたり、小旅行に出かけたり、貴重な経験ができたかと思います。
海外出張を打診された際は、仕事のプレッシャーから、やめておこうかなと思うこともあるかもしれませんが、あなたにとって貴重な経験になるかと思うので、少し心配に思うことがあっても、ぜひチャレンジしてみてください。