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日本で働いていても、将来の展望や夢が抱けない人、なんとなく海外に漠然とした憧れのある人から、具体的な目標のある人など、海外就職を望む人は様々ですが、どんな方にも決まって面接で聞かれる質問があります。
面接はあなたの人となりを測るだけでなく、異国の地でやっていけそうかなども見られています。海外勤務はまだ未体験という方にとって、予想されうる質問に淀みなく答えることは難しいでしょう。今回は、海外就職の面接でよく聞かれる質問についてまとめてみました。参考にしていただければ幸いです。
最初の質問は「なぜ海外で?」が圧倒的多数!戸惑わずに答えるコツ
自分が海外に出たい理由を明確化しておこう
どこの企業も聞いてくる質問として、ほぼ一番最初に「なぜ今から海外で働きたいのか」が挙げられます。
今、日本ですでに定職に就いている方にとっては、その安定した身分を投げ打ってでも、海外に行きたい理由があるはずです。もっと大きな視野で仕事をしてみたい、語学を活かして大きなプロジェクトに参加してみたいなど夢があるでしょう。
しかし、海外就職は華やかに見えますが、実際は泥臭いこともやらねばなりません。理想論を語るのは結構ですが、面接官に、「お客様に叱られた時はどのような対処をしますか?」などの質問も飛んできます。こう言ったシーンでは慌てずに、あなたの真摯さを出すべきです。今まで日本でやってきたことをそのまま伝えればいいのです。
海外だからといって、特別仕事のやり方が大きく変わるということはあまりありません。お客様が日本人の場合はなおさらそうです。なぜ今海外に行きたいのか、そして行って何を成し遂げたいのかを明確にしておくと答えるのがスムーズになります。
海外の中でなぜその国を選んだのか
これはよくある質問で、海外といえど、なぜその国で働きたいと思ったのかを聞かれます。
主に東南アジアなど日本より発展の遅れている国では、圧倒的に不便な生活を強いられることになります。しかし、ベトナムなどでは若い世代が多く、職場も活気に満ちていますし、幹部級の人間も30代前半ということもあります。そう言った活気ある国で働くことで、自分も成長したいという理由などもいでしょう。
また、日系の現地法人で働くことで、いかに日本のサービスが世界に役立っているかを実感し、さらにサービスの向上を図りたいなど地域に根ざした答えを用意しておくと良いでしょう。
もちろん最初は旅行で訪れた国で、その国の文化などに惹かれることもあるでしょう。しかし働いて住んでみると、様々なギャップが生まれます。その国で味わいたいこと、仕事を通して貢献したいことなどを答えとして準備しておくと良いです。
なぜその会社でないといけないのか、志望動機を掘り下げよう
その企業が社会や業界においてどのような位置付けにあるのか研究する
次に、その国の中であなたが希望する企業が、どんな位置付けにあるのか知っておくことも重要です。なぜ他社ではなく、その企業を選んだのかは聞かれることのある質問です。
もし、業界トップの企業に勤めたいのならば、「貴社のサービスが業界トップであるということで、私も一流のビジネスマンとしてサービス精神などを磨きたいと感じたからです」などの答えが望ましいでしょう。
ただ単に、憧れだけでトップの企業を目指していると、ステータス欲しさだと見抜かれてしまいます。その企業の魅力や主力事業などを研究して、そこで働くことで得られるものや、自分が貢献できそうな分野などを突き詰めていくと良いです。
業界研究は日本での就職活動と同じです。なぜ、そこで働きたいのかを役員にアピールしなければなりません。
働くことでその会社にどれだけ貢献できる?
会社はボランティアではなく利益を追求する場所ですので、あなたが入社していつかは利益を生み出さねばなりません。
最初の数ヶ月は人材育成のために多くの資金があなたにかけられますが、その後それを取り返すくらいの勢いで働かねばなりません。一体自分はその会社に入ったとして、どんな貢献ができそうか、また得意分野を生かしてどんなことができるのかをきちんと説明できるようにしておきましょう。
自分の得意なことを紙に書き出してみて、良いところを探してみてください。コミュニケーション能力や適応力、語学力、分析力などどれも必須なものですが、特に抜きん出ているものをアピールすると良いでしょう。
さいごに
海外就職だからといって、とても変わった質問をされるわけではありませんが、やはりなぜ今から海外に出たいのかや、それで得られるものは何なのかは絶対に聞かれるものです。
また、治安が日本よりも良くないこともありますので、その辺の心構えは大丈夫かなど念を押されます。最初は緊張してしまうかもしれませんが、焦らずに対処していきましょう。
なお、初めての海外就職で、面接や書類作成について自信がないという方は、エージェントのサポートを受けるのも手ですね。