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初めての海外就職を考えている方の中には、英語力に自信のある方だけでなく、イマイチ自信のない方もおられると思います。
日本の英語教育は、主に読み書きなどの文法をメインとしたものですので、文章は読めるけれども、自分で話したりすることは不得手だという人が多いのも仕方ありません。
ですが、外資系企業だけでなく、日系企業でも英語面接をする会社はあります。今回は、英語面接をうまく切り抜けるコツをお伝えしたいと思います。
まずは自己紹介の台本を用意しよう!
簡潔に自己紹介をすることが大切
自分のことを紹介することは、たとえ母国語である日本語であっても、なかなかどこから話し始めていいか戸惑うこともあるでしょう。まずは本人確認をされますので、名前や経歴をスラスラと言えるようにしておくことが大切です。
また、ビジネス英会話をしなければいけませんので、「私は〜と申します」は、”I am 〜”の文章ではなく、”My name is〜”を使いましょう。フルネームで名乗ることが重要です。
また、お会いできて光栄ですと言いたい場合は、”Nice to meet you”ではなく、”Pleased to meet you”と言いましょう。”Nice to meet you”では少しフランクなイメージを与えてしまいます。
職歴は基本的に現在完了形や現在完了進行形を用い、”I have been working for XXX company as sales executive for 3 years”などを使います。時制には注意しましょう。
自分の強みを英語で言えるようにする
これは日本語で言うとしても、なかなかアピールが苦手という方は多いのではないでしょうか。自分の短所はわかっていても、実際に良い点や、貢献できたことを認識できている人は少ないかもしれません。
しかし、海外で働くのなら自信は必要なものです。”What is your great strengths?”は「あたなの長所(強み)は何ですか?」という直球な質問です。
先に自分の長所を日本語で書き出しておき、英語に直しましょう。ポジティブシンキングなどの和製英語は使わないようにしましょう。
たとえば、”I am kind of person who think positive in any case.”などです。”Leadership, Always think positive, Creative”など自分が他人に褒められた点を振り返って英語に直しましょう。
なぜこの会社に入社したいのか?という問いに答えるには?
人事になりきって前もって予想されうる質問を書き出す
これはどこに行っても絶対に聞かれる質問です。数ある会社の中から、あえてこの会社を選んだ理由は何なのか、なぜこの会社でないといけないのか、そこで何ができるのかは必ず聞かれます。
聞かれる側としては「たまたま求人を見つけて、興味があったから」という程度でも、何とかして「貴社で働く事こそが運命」と思わせなければいけません。
”Why do you want to work in this country?”や”How can you contribute to our company?”という質問があるでしょう。
人事になりきって、どんな人なら欲しいと思うのかという答えを書き出してみると良いです。その国に興味を持ったきっかけ、何が今発展しているのか、またチームワークが得意なのでチームプレーにより売上を伸ばす事ができるなど、自分の意見を羅列していくと良いです。
その理由が、面接官である人事や役員の方が納得するものなのか、ありきたりでないか、模擬練習をすると良いです。相手は友人などでもいいので、まずは日本語でやってみましょう。
「それは他の会社でもできることですよね」と言われないためにも、会社のホームページを隅まで読んで理解し、どこに共感したのか、どんなプロジェクトが始動していて、それにどう関わりたいのかなど具体的なイメージが持てるようになることが大切です。
将来どうなりたいのか、具体的なイメージを伝えよう
会社に入社するのは、あくまでスタートでありゴールではありません。確かに転職活動や就職活動をしていると、希望の会社に入ることが目標になりがちですが、そこから5年後や10年後にどんな社会人になっていたいのかが一番重要です。
会社にとっても、最初は投資をして教育をするわけですので、数年後にはそれを回収できるくらい成長してもらわねばなりません。
具体的に「日本語チームを創設したい」「部下の指導をし、日本式のビジネスマナーを教える立場になりたい」「お客様から依頼されるようなマーケターになりたい」など、自分の”I am want to be〜”を考えましょう。
そのような人材なら欲しい!と思わせることが大切です。せっかく一緒に働くのなら、革新的でクリエイティビティに富んだ人を欲しいと思うでしょう。
さいごに
英語での面接は、身構えてしまうこともあるでしょう。実際に普段は英語がうまくても、緊張で単語を忘れてしまったり、言いたいことがうまく言えないこともあるかと思います。
しかし、英語がネイティブ並みであることが要求されるのではなく、あくまで意思疎通ができるかという確認と、人柄が重視されます。英語を流暢に話すことにとらわれずに、まずは言いたいことが言えるように暗唱をしてみましょう。
なお、初めての海外就職で、面接や書類作成について自信がないという方は、エージェントのサポートを受けるのも手ですね。