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フィリピンで働いてみたいという方の中には、英語力を伸ばしたいという方や、とにかく日本を出て、自分がどれだけ異国の地で頑張れるのかを試したいという方もおられると思います。
しかし、具体的にどのような仕事の求人が多いの方や、日本人の現地採用者に求められていることは何かがまだ把握できていない方もおられるでしょう。
今回は、そのような方に向けて、フィリピンの日本人向けの仕事・求人の探し方、日本人の現地採用者に求められる役割について紹介します。
フィリピンに多い日本人向けの仕事・求人は?
主にマニラ首都圏で求人が多いのが、営業職の仕事です。経済の中心地であるマカティシティには、日系企業や外資系企業が多く集まっていて、銀行や商社などといった業種などで働くチャンスがあります。
そのほか、オフショア開発の進んでいるセブ島では、IT業界がどんどん進出しているので、システムエンジニアなどの仕事が比較的多いです。
あと、営業職やエンジニアではなく幹部候補生として採用される場合は工場長や管理責任者などの仕事が多く見られます。マニラから車で30分ほどのキャビテ・エコノミック・ゾーンと呼ばれる地域では、日系企業が多く入っており、様々なメーカーでモノの生産を行っています。
現地スタッフを統括する管理者として、日本人駐在員を本社から送る場合もあれば、現地採用の枠で、管理責任者など比較的高いポストの仕事を任される場合があります。
フィリピンでの仕事に英語力ももちろん必要ですが、現地スタッフと駐在員のどちらに対してもコミュニケーションを積極的に取れる方が望ましいとされています。
日本人向けの仕事・求人の探すには
日本人向けの仕事・求人の探し方についてですが、自分で探すのは正直なかなか大変なのが現状かと思います。実際、求人の多くが転職エージェント経由で求人募集されていたりします。
このような背景から現地採用の求人を探すのであれば、転職エージェントを利用するのが必須となってきます。
日本に居ながらフィリピン求人を探してる方は「doda(デューダ)」。そのほか、フィリピン現地の転職エージェントを利用するのであれば「Reeracoen Philippines」を利用するといいでしょう。
あと、転職サイトの「リクナビNEXT」にも、数は限られてきますが海外勤務の求人がするので、併せてチェックしてみるといいでしょう。
求人例
次に具体的な求人を見てみましょう。以下はフィリピンの進出している日系企業の求人例になります。こちらは日系企業向けの提案営業の仕事になります。
応募資格/応募条件は以下の通りです。
- 英語コミュニケーションレベル
- 営業としての業務経験ある方
- ITもしくはインテリアデザイン/内装工事などの業務経験あれば尚可
- 長期での就労が出来る方
- フィリピン勤務可能な方(日本在住者でもご応募可能)
海外で働くと言っても、これならそれほどハードルが高くないのではないでしょうか。
勤務地は、フィリピンメトロマニラ マカティ市。想定される給与は、月給110,000-130,000PHP(約25万~30万円)。待遇・福利厚生は以下のようになります。
- ビザ支給
- 営業時のオペレーションカー(ドライバー付き)あり
- 年間13ヶ月支給(1か月分は手当扱い)
- 業績賞与 あり
- バケーションリーブ、シックリーブあり
- 団体医療保険(HMO)あり
- 昇格制度 あり
駐在員の待遇には劣りますが、物価の安いフィリピンでこれだけの待遇なら悪くないのではないでしょうか。フィリピンで働いてみたいと考えている方ならいいかもしれませんね。
なお、上記は「doda」で紹介されている求人になります。最新の情報は「doda」に直接聞いてみてください。
日本人の現地採用者に求められる役割について
現地採用者の役割は現地スタッフと駐在員の橋渡し
日本人の現地採用のスタッフを雇うのは、とてもコストがかかります。駐在員に比べれば、大したことはないかもしれませんが、同じ仕事をフィリピン人スタッフで補うのと、日本人で補うのとでは、4倍から5倍のお給料の差が出てきます。
そのくらいの差があっても、日本人の現地採用者を雇うのには理由があります。まず、駐在員はいつか日本に帰ってしまうと言う大前提がありますが、現地採用の人は、好きなだけその国に留まることができるです。
本人が嫌になったり、止むを得ず帰国せざるをえない場合を除いて、フィリピンに住んで働き続けるという選択肢が取れるのです。
ですから、いつか帰国して新しい駐在員が来ても引き継ぎがうまくいくように、現地採用者を雇っているのです。仕事のやり方や生活の仕方まで、何でも知っているのは長く現地採用として働いてきている人だからです。
グローカル人材が求められる
「グローカル」という言葉は「グローバル」と「ローカル」を合わせた造語ですが、現地採用者にはこのようなスタンスが求められます。
世界的な視野を持ちつつも、現地のやり方、商習慣に詳しくなることが期待されているのです。そういう意味で、グローバルでありつつも、ローカライズされた人間を求める企業が多いのです。
また、現地スタッフと日本本社の架け橋的存在になることも期待されています。日本で使用できないもの(商品)でも、フィリピンでは使うことができたり、その逆もあります。そうした際に、輸入許可を本社から得なければならないことが多々あります。
どうしても言語の壁がありますので、語学が達者な現地採用者が日本語で日本本社にことの流れを説明した方が早いという点もあるからです。グローカルな人材は、日本の商習慣と現地の商習慣、どちらも知っていなければなりません。
さいごに
フィリピンは他国と比べて就労ビザが取得しやすく、社会人経験が少ない方でも活躍しやすい国です。日本人向けの求人職種はさまざまで、営業・事務・IT・製造業・カスタマーサービスなど多くの企業で日本人が活躍しています。
そんなフィリピンで働いてみたい、暮らしてみたいと考えている方は、まずは情報収集から始めてみてください。