海外で働くと考えたときにまず思いつくのは、海外に拠点を持つ企業での仕事、現地日本人向けなら日本食レストランといったところでしょうか。
美容師、意外に思われる方もいるかもしれませんが、日本人が多く住んでいる都市では、日系の美容室が結構あったりします。
在留邦人の多い都市には日系美容室の需要が
例えば、中国・上海について見てみます。上海に住んでいる日本人は、在留登録ベースの数値で約5万人。登録していない人も含めるとその数はさらに増えます。
現地の日本語フリーペーパーをチェックしただけでも、ざっと10件以上の日系美容室があります。この日系美容室の美容師は、ほとんどが日本人です。値段も日本と変わらないぐらいです。
上海の物価から考えると高いですが、それでも、5万人以上の日本人が住んでいる上海では、日系美容室の需要があります。
海外で貴重な日本語が話せる美容師
海外で住んでいるからといって、現地語が必ずしもできるわけではありません。ある程度の意思疎通ができるとしても、微妙なニュアンスなどは、やっぱり日本語がいいですよね。さらに日本人美容師ならコミュニケーションも簡単に取れていいですよね。
ローカルの美容室は、日系美容室より安いですが、どんな髪型になるか不安。やっぱり、日系美容室の日本人スタイリストにカットしてもらおうという日本人も多いのです。
ということで、日本で美容師経験がある方は、海外で働くチャンスも意外にあったりします。
美容師として海外で働くには
まずは、インターネットを使って、中国・上海など日本人が多く住む都市の日系美容室のウェブサイトをチェックしてみましょう。そこで、求人の募集があれば、アプローチしてみるといいでしょう。
また、一般的な美容室でなくとも、ハワイなどのリゾート、ヨーロッパでの海外挙式のための美容師も需要があったりします。日本で海外挙式を取り扱っている企業に目をつけるのもひとつのやり方ですね。