現在、日本国内で乗っている自家用車がある方は、海外赴任中、この自家用車をどうするか考えないといけませんね。一般的な選択肢としては、親や親戚などに預けて管理してもらうか、いっそのこと売却するかの2つに分かれるかと思います。
親や親族に預けて管理してもらう
親や親族に預けて管理してもらう場合、保険面と税金面については整理しておきましょう。
例えば、名義変更していないと自動車税の請求は名義人に来てしまいます。また、しばしば、帰国して車に乗るケースなどもあるので、それぞれのケースに合せて保険面と税金面について考えて、対応する必要がありますね。
自家用車を売却する
売却する場合は、中古車買取店やディーラーに査定してもらうことになります。海外赴任直前は忙しい時期ですが、出来る限りいろんななところで査定額の見積もりを取ることをおススメします。また、車の一括査定を依頼して、その中の最高価格で買い取ってもらうというものいいでしょう。
売却時の注意点について
売却時の注意点ですが、車検証の名義変更を確実に済ませましょう。名義変更できていないと税金の請求や事故・交通違反の問い合わせが名義人に来てしまいます。
あと、自動車保険の解約も忘れずに手続きを済ませておくようにしましょう。
自動車保険について
中断証明書
海外赴任のために自家用車などを一時的に手放す場合は、任意の自動車保険は一旦解約することになりますが、帰国後に再契約する場合に解約前の条件(同じ等級、料率)で契約できるように「中断証明書」の発行申請を各保険会社へしましょう。
中断証明書の申請は、保険会社所定の中断証明書発行依頼書に必要事項を記入し、保険証券の写しを添えて行います。なお、詳細については任意の自動車保険契約をしている保険会社に問い合わせてください。
無事故証明書
過去3年間に個人名義で自動車保険の契約があり、自己による求償を受けていない場合は、解約・中断の際に、保険会社から「無事故証明」を日本語と英語で発行してもらっておくといいでしょう。英文の証明書があれば、赴任先で自動車保険に加入する際に保険金を割り引いてもらえることも。