海外就職・転職について

いきなり海外へ行っても大丈夫?留学経験ゼロからの海外就職

ビジネスウーマン

海外で仕事をするというと、留学経験やその他海外経験が豊富で、語学に堪能な方しかできないものだと考えてはいませんでしょうか?

もちろん、語学が達者であればあるほど、門戸は広がりますが、海外への留学経験が問われるということはあまりありません。

実際に、海外で働いている駐在員の中でも、「特に留学などをしたわけではないけれど、駐在に指名された」という方もおられます。現地採用として働いておられる方も、「実は海外には旅行で行ったことしかない」という方もいます。

だけど本当に、語学留学などを経ずに海外で働くことができるのでしょうか。

実際に英語圏に留学したことのない筆者の経験も交えて、今回は留学経験ゼロのからのスタートについて情報をお届けいたします。



TOEICは目安でしかない?実際の業務に必要なこと

海外で働きたい女性

コミュニケーション能力と適応力が大切

よく、「海外で就労した経験があります」というとさぞやTOEICのスコアが高くて流暢で淀みない英語を駆使できる人物だと思われることがありますが、実はそうではありません。

TOEICはあくまで非英語圏の外国人向けに作成されたビジネス英語の能力を筆記試験とリスニングで測るものであって、英語を用いてコミュニケーションが取れるという保証をしてくれるものではないのです。

逆に言えは、TOEICなど受けたことはなくてもスラスラと言葉が出てくる方もおられますし、いくらスコアが高くても会議では黙り込んでしまう方もいます。

これは実際に就労してみてわかりましたが、「どんなに下手でも伝えようとする意思」が最も大切だと感じました。

最初のうちは、いくら語学に自信があっても慣れない業務であたふたしてしまうこともあります。日本人の上司とやりとりするだけでも、異業種への転職などでは専門用語のオンパレードで何を言っているのか理解するだけでとても大変なのです。

大切なのは、そう言った異なる環境に置かれた時、いかに積極的に学ぼうとする姿勢があるかどうかです。言い換えれば、コミュニケーション能力や適応力が最も重視されるとも言えます。

実際どうなの?英語圏への留学経験ゼロからのスタート

私は非英語圏への短期留学の経験がありますが、その国では授業中だけでなくあらゆる場面で英語を使うことを禁止されていましたので、英語が得意とお世辞にも言えないレベルでした。

英語圏への留学経験はもちろんゼロですし、ましてや将来英語圏で働くことも、学生のうちに意識したことはありませんでした。

しかし、いざフィリピンへ行こうと決めてから、私は渡航までの2か月になんとか英語力を上げようともがいたことがあります。

今はインターネットでなんでも学べますので、無料のものはどんどん活用してみてください。私が使ったものは、TEDというサイトでした。様々な方が多種多様なジャンルで英語でスピーチを行いますので、ネイティブはもちろん、ノンネイティブの方の英語も聞くことができました。

特にフィリピンで働いていると、みんなわりときれいなアメリカ英語を話してくれますが、取引先やお客様の中にはシンガポールやタイ、ベトナムなどの国の方がおられます。はっきり言って、訛りがとてもきついので、逆にアメリカ英語やイギリス英語に堪能な方でも全然聞き取れなかったりします。

つまり、すべての単語を聞き取って解釈するというよりは、要所をかいつまんで拾いながら聞き、話し手が何を伝えようとしているのか理解する訓練が最も重要なのです。

母国語であっても、人間はその話された内容の100%を理解しているわけでなく、文脈で読み取っているので、ノンネイティブにとっては文中から推理する能力を養った方が良いでしょう。

座学よりも実地訓練!働きながら学ぶという姿勢が大切

駐在員の求人案件の探し方

ここからは経験談を交えながら、効果的な英語学習の方法をお伝えします。実際に英語圏に留学したことなどない私でしたが、日本での英語学習でリスニングに力を入れていたことで、会議の場ですぐに馴染めるようになりました。あとは実地訓練で必要なのは、喋ることです。

営業会議など、各部署での会議が開かれる場合、もちろんオール英語で会議は進行します。日本人同士での質疑応答も、他のスタッフがわかるように英語で行わなければなりません。ですので、私は以下の点に絞って答えをスムーズに出せるように努めました。

  • 営業成績が落ちたり、急に上がった場合のWhyに答えるための根拠をまず英語で書いておく。
  • どのような方法で成績を上げたかHow toの文章を用意する。
  • However, In additionなど付け加えたい文章は言いそびれないように文中に組み込む。
  • とにかく最初の2か月ほどは原稿を用意してから会議に臨むことに徹する。

当たり前のようでいて、なかなか本来の業務内容とズレている部分がありましたので、就業時間内にこれらをまとめることができないこともありました。

また、意外な時に英語で頭の中に文章が浮かんでくることもあるのです。買い物の最中や、リラックスして部屋でゴロゴロしている時などです。

その時は面倒臭がらず、スマートフォンでも手書きのメモでも良いでの、忘れないうちに答えたいものを書き残しておきましょう。英語力はこのような日々の積み重ねで養われるのです。

さいごに

海外赴任の準備

英語圏への留学経験がない方、英語力に自信のない方でも、熱意とやる気さえあれば、自分なりの創意工夫で仕事を通して学びながら英語力をアップさせることはできます。

その道のりは決して楽ではないかもしれませんが、半年後には以前の自分とは全く異なる自分になっていることでしょう。案外人間というものは、追い込まれると何でもやれるようになっているのです。

いかに自分を追い込みつつ、その状況を楽しめるか、適応したいと感じられるかが一番重要です。ぜひ、海外への第一歩を踏み出してみてください。

 

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更新日: 投稿日:2016年11月5日

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