現地採用情報

現地採用者は現地人スタッフにどう思われているの?

海外で働く方法

日本人現地採用者というのは、駐在員と現地スタッフの中間にあるような存在です。

駐在員は会社やその人によりますが、3年から5年で入れ替わってしまいますので、現地のビジネスに慣れてきた頃に帰国せざるを得ません。場合によっては海外を転々としている方もいます。

日本の本社の指示を受けて動くのが駐在員ならば、より現地の風習に合わせるのが現地採用者と言えます。

そんな現地採用の日本人は、現地スタッフにどのように思われているのか、またどんなことをすべきかを説明したいと思います。



日本人現地採用者に対する期待と割り切り

海外で働きたい女性

駐在員より親近感を感じられる日本人現地採用者

日本人の現地採用者は、東南アジアなどを旅してきた方も多く、好きな国で働きたい!という思いの強い方が比較的多いです。もちろん未踏の地に降り立つ方もいますが、自分から海外に行って仕事をしたいと思っている方ですので、基本的にはポジティブです。

それに対して、駐在員の多くは、会社の辞令によって海外へ派遣されます。語学が比較的堪能な方が多いですが、それは何年も海外生活をしているからであり、特にその国の言葉が話せるからというわけでなく「なぜ自分が選ばれたのかわからない」という方も多いです。

日本では味わえないプチセレブな生活を楽しむ方もおられますが、何かと「日本だったら〜」と日本を持ち出す事もあるので、現地スタッフと距離があることも否めません。

その点、現地採用者は自ら志願してその国で働くことを決めた人ですので、現地スタッフからは好奇の眼差しも入り混じっていますが、基本的に歓迎されます。どのような人が来て、この会社でどんなことをしてくれるのか、期待をしていることも多いです。

日本語ができるだけで給与が高い点は割り切っている

日本人現地採用者は、欧米では現地のスタッフと同等くらいの額をもらいますが、東アジアや東南アジアの国々では、新卒でも最大で10倍近い給与を貰います。

例えば台湾や中国では、どんなに優秀な大卒でも月収は日本円にして5万円から10万円です。フィリピンやベトナムではさらに低く、大卒で英語が話せる人材でも2万円から3万円です。日本では額面にして20万円ほどが大学新卒の相場となっていますので、それと同等の現地通貨建てで給与を貰います。

業務の内容はほぼ変わりませんが、日本人現地採用者が担当する顧客は日系大手企業です。日系の大手企業のお偉方の方々に接するわけですので、日本式のビジネスマナーや敬語ができることが当然とされます。ですから、どうしても日本人が必要になってきます。

もちろん日本語が堪能で、日本の商習慣にも精通している人物ならば国籍は問われませんが、そう言った方はまだまだ稀ですから、結局日本人を採用することになるのです。日本語さえできれば給与はとにかく跳ね上がりますが、それは仕方のないこととして、割り切って考えられています。

ともすれば理不尽とも受け取れる賃金格差ですが、現実問題として現地の方と同じ給与で働いてくれる日本人などほぼいないので、待遇は比較的良い傾向にあるのです。

日系企業で働くことはある種のステータス

海外で働くビジネスマン

日系企業で働く人は親日家なので接しやすい

多くの国々では、日系企業で働くことは一種のステータスとなっています。例えば技術者の場合は、日本から来たエンジニアに直接指導をしてもらえたり、仕事に忠実で働きぶりが良いと認められた場合は、日本に1年ほど研修に行かせてもらえることもあり、大変人気です。

給与も地元の会社よりよく、福利厚生も充実している点から、日系企業に就職したいと考える若者は多くいます。また、そのような方は親日的ですので、非常に歓迎してくれます。

日本の文化などに刺激されて、日本語を学んだ人もいますので、困っている時はお互いに助け合える貴重な存在になるでしょう。

しかし、日本人だから誰でもいいというわけではありません。日系企業に就職したものの、あまり仕事をしない駐在員や現地採用者を見ると、同じような仕事をしているのに、あまりにも生活の仕方が違うという点にがっかりされます。

先ほど、給与の点は割り切っていると述べましたが、それはあくまでもきちんと仕事をこなしている場合のみです。

いつまでも残業をしている人は、非効率的だと思われ、あまり感心されませんので、日本のような残業が美徳という観念は捨て去りましょう。

ローカライズできる日本人に対してはとても好意的

日本人でも、日本語や日本文化を愛してくれる海外の人に対しては、良いイメージを持つでしょう。同様に、自国の文化に対して理解を示す人、前向きな人に対しては、とことん働きやすいです。

日本人のうち、パスポートを持っている人はまだ2割程度だそうですが、そこからさらに海外就職する人はもっと少ないでしょう。ですので、日本人が海外でどのように思われているかを感じる機会はあまりないと言えます。

一度就職してみればわかりますが、一緒に昼ごはんを食べたり、現地語で挨拶をしたり、現地スタッフに溶け込もうという姿勢の見られる人に対してはものすごく優しい人が多いです。

せっかく受け入れてもらうのですから、ぜひ現地の文化などにも触れ、会社内で愛されるキャラクターになるのが吉です。仕事上の付き合いでも、チームワークに生かせます。

さいごに

駐在員の求人案件の探し方

海外で就職したい方は、日本人が少ない環境でどのように働けばいいのか戸惑うこともあるかと思います。現地採用という枠は、駐在員と現地スタッフを繋ぐ存在であり、ローカライズした方がチームワークに貢献できます。

期待を裏切らないように、わからないことはどんどん質問するくらいの勢いで、仕事に真剣に打ち込むと、いつでも助けてもらえるようになります。

 

-現地採用情報

更新日: 投稿日:2017年2月24日

関連記事

目的地

ミャンマーの市場動向&求人について

アジア最後のフロンティア 近隣諸国より廉価な労働力や恵まれた地下資源、インド洋に面し、地政学的に優位なミャンマーは、経済の自由化と構造改革の推進によって急速に有望投資先へと変貌。インフラ整備のため、日 …

イオンモールプノンペン

カンボジアの市場動向&求人について

注目のカンボジア市場 多くの日系企業が進出しているタイとベトナムの間に位置し、なおかつ両国よりも人件費が安いため、「タイプラスワン」「ベトナムプラスワン」として労働集約的企業の進出が進んでいます。 ま …

海外で働きたい女性

海外求人を探す際にチェックしておきたいポイントとは?

就職活動をする際に、あなたはどのようなポイントをチェックしているでしょうか。日本で就職活動をする際、会社のデータは、就職四季報などに載っていますので、様々な情報を一度に見ることができます。 では、海外 …

海外で働く女性

メリットもデメリットも大公開、海外で現地採用として働いてわかったこと

海外で働きたい人の中には、もう既に現地採用という働き方について熱心に研究してらっしゃる方も多いでしょう。現地採用で働く日本人のブログなども増えてきましたので、インターネットを通じて生の声を聞けるのはと …

海外で働く

こんな募集には気をつけよう!海外就職で陥る罠

今では海外就職を目的としたセミナーや、合同説明会のイベントなども行われていますし、インターネットで「海外就職 採用」などと検索すれば、たくさんの求人に出会えます。 しかし、それらの全てが海外で働くこと …